• テキストサイズ

雷鳴に耳を傾けて【鬼滅の刃】我妻善逸

第39章 朝日※


善逸の呼吸はあがっているが、それでもすぐに拭こうとする。

「ね、待って」

同じく息の上がった光希がそれを止める。


「はぁはぁ、光希……?」


光希は身体をゆっくり半身起こして、お腹の上の精液を見る。

そこへ、ゆっくりと手を伸ばす。


「おい……何を……」


まだ温かい白濁液を中指で少しすくい、口に運ぶ。


「苦い、ね」
「何してんだ、光希。そんなことしなくていいって」

善逸は慌ててお腹の上の精液を拭き取る。



「ねえ、それ、見せて」
「え……」

光希は善逸の下腹部を指差す。

「見たい」
「でも……」
「大丈夫。善逸のだから」

光希は身体を起こすと、善逸の陰茎をじっと見る。
それは、精を吐き出したばかりのはずだが、まだ大きくてやる気満々といった感じだった。


目に入った瞬間こそ光希の音は乱れたが、わりとすぐに落ち着き、光希は見入っている。


「そ、そんなに見ないでくれよ……恥ずかしいだろ……。そんなに自慢出来る大きさじゃないし……」
「もうちょっと」
「やだよ、やめてよ」


善逸が隠そうと身体をひねると光希が手を伸ばしてきた。

竿の先に指がちょんと触れる。


「んっ、」

それだけで電気が走ったように快感が駆け巡る。


「やっぱり」
「はぁ、……え?何がだよ」
「善逸だったら、大丈夫だ」
「え……」

「愛しく感じるよ。全然嫌じゃない」


光希は善逸を見て、目を細めて嬉しそうに笑った。



「もう大丈夫。待ってくれてありがとね」
「光希……」


善逸は光希を抱きしめる。

過去を乗り越えたということだろう。



何故彼女が一歩踏み出そうと思ったのかは善逸にはわからない。

でも、その勇気にただ感謝した。


/ 1083ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp