第39章 朝日※
注意⚠この章には年齢制限な表現が出てきます。苦手な方は読み飛ばしてください。
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翌朝、早起きの光希はいつも通り目を覚ます。
顔を洗って口をゆすぐ。
台所に行って水を飲み、朝食を考える。
米と、お芋。
昨日は善逸が芋粥を作った。
光希は悩んで、炊き込みご飯にすることにした。
米をとぎ、調味料と一緒に細かめに切った芋を入れてお釜を火にかける。
時間を見ながら炊き込んでいく。
そこへ、一つの気配。
「おはよう、善逸。早いね。どしたの」
「ん、目が覚めた……お水ちょうだい……。また寝る……」
ごしごしと目を擦っている。
お水をあげると、こくりと飲んだ。
善逸は、お腹をぽりぽりと掻きながら欠伸をして、部屋へと戻っていく。
……よく寝られなかったかな?
珍しい行動に、少しひっかかりを覚える光希。
米が炊けるまで、台所で身体を軽く動かす。
時間を忘れそうになったが、ちゃんと火からお釜をおろし、蒸らしに入る。
光希は善逸の様子を見に行った。