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雷鳴に耳を傾けて【鬼滅の刃】我妻善逸

第36章 準備


「何企んでんの……?」
「失礼な。そんなにいつもいつも何かを企んでるわけじゃありませーん」
「はい、嘘ー」
「お前の聴覚は本当にやっかいだな。戦いのときはいいけどなぁ」


食べ終わった食器を返しに行く。

そのまま光希はカナヲの部屋に行くと言って、善逸と別れた。


「カーナヲ!」
「光希」
「入っていい?」
「いいよ」


光希はカナヲの部屋で、自分の考えていることを話した。
カナヲは赤くなったり青くなったりしていたが、概ね乗り気のようで安心した。


「こんなこと出来るのは今しかないから。鬼との戦いが始まっちゃったら出来ない」
「そうだね……」
「カナヲ。勇気出せ。後悔したくないだろ」
「……うん」
「俺と善逸が支援する。や……善逸がうまく立ち回れるかはわからんが。阿呆だからな」

「ふふ。いいなぁ、光希と善逸は」
「いいか?喧嘩ばっかりだぞ」
「でも、両想いだもん」
「まあなぁ……」

光希はカナヲをぎゅっと抱きしめる。

「俺は、カナヲも大好きだよ」
「ありがと、光希。私も」
「絶対うまくいくから」
「頼もしいなぁ」

光希はカナヲから離れると、「また詳細は今度な。おやすみ」と部屋から出る。


……さあて、企画書でも書くかね


足取り軽く、部屋へと戻る。

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