第26章 合同任務
縁側に座っていると、鴉が飛んで来た。
「ん?指令かな」
「げぇっ……!」
鴉は光希の手に乗り、指令を伝える。
「北の街で鬼の出現あり!我妻善逸と共に行け。出発は明日の昼。他三人の一般隊士と共に討伐せよ」
「え、俺も?」
「善逸と合同か。わかった。ありがとう」
鴉は去っていった。
「遊郭以来かな」
「そうだな」
「あれ、グズらないの?」
「まあ……嫌だけど、お前と一緒だし」
「五人がかりの任務か……数が多いか、厄介な鬼なんだな、きっと。こりゃぁ長引くかも」
「うっ…、そうか」
「死なないように頑張ろうぜ」
「おう」
二人は拳を突き合わせる。