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雷鳴に耳を傾けて【鬼滅の刃】我妻善逸

第24章 雷の呼吸


義勇と光希、善逸の三人で夕飯を食べる。

光希は正座をせずに、許可をとって足を崩している。


光希は義勇に、前回の無一郎との任務を報告した。善逸にはよくわからない内容も多く、なんだか光希が遠い存在のように感じられた。


「我妻が教えたのか」

話が落ち着いた後、突然の話を振られて驚く。

「へ?」
「技だ」
「ああ、はい。教えてくれと言われまして」

「光希。何故、雷にした」
「俺は沢山の呼吸と合わせてきましたが、雷が一番威力をあげられると感じました」
「確かに、水と雷は合う」

「それと、力のない俺にとって雷の俊足技は魅力的です。善逸の走りを見てそう思いました」

「もちろん今のままでは霹靂一閃の劣化版です。わかってます。ただ、あの速さに水を混ぜて放てばさらに加速して威力もあがるのではないかと考えます」

「俺の拾壱ノ型はそれでいきたいです」


相槌がないため、光希は一人で喋る。


「お前に雷はあっているかもしれない。磨いていけ。速さを利用している技は、速さを上げていけば威力があがる」

「はい!ありがとうございます!鍛錬します!」

「とりあえず、壱と合わせてみろ」
「はい!」


義勇は満足そうに酒を飲んだ。


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