第22章 隠れ家 2 ※
「光希、いいか?」
「いい、よ」
善逸はぐっと腰を推し進める。
「……いっ……っ…!」
「うっ、狭っ……っ、力抜いて……」
「できなっ……ううっ…」
「はぁ、はぁ、くっ、痛いよな、ごめんな」
善逸は頭が少し入った所で一度止める。
光希からの締め付けが強すぎて、押し戻されてしまう。
「……くっ、はぁ、光希、大丈夫か?」
「はぁ、はぁ、正直に、言っていい?」
「ははは、いいよ」
「めっちゃ痛いっ!!」
「やめる?」
「やめない!」
「さあ、まだ先っぽだけだぞ」
「うわーん、早く終わってぇ……!」
多分大人みたいな浪漫的な絡み合いは無理だと判断した二人は、雰囲気とか体裁とか全部捨てて、普段通りに喋り始める。とにかく、なりふり構わず最後までいくことを目標にした。
どちらが提案する訳でもなく、自然とそうなるところがこの二人らしい。
善逸が光希の膝を持ち上げ、再び腰を進めはじめる。ぐっ…ぐっ……と少しずつ狭い内壁を押し広げて進んでいく。
「いったぁ……くぅっ……」
「がん、ばれ、光希っ。きつっ…うっ、」
「壊れるー!」
「壊れないようにっ、出来てる!つっ……はあ、うっ……あと半分…、頑張って」
「うう、あと半分……」
「いけるな?」
「はぁっ、はぁっ……もちろん!」
「……よし。強い子だ」
「ね。一気にやっちゃって。お願い」
「でもそれは……」
「ズドンと、入れちゃって。痛いの一瞬がいい」
「い、いいのか?」
「うんっ」
「じゃあ、いくぞ。んっ!」
善逸は一気に奥まで押し込んだ。
意外とゆっくり入れるよりぐんっと入っていった。
「っ、あああっ!くっ……いっ、はぁ、はぁ…」
「だ、いじょうぶか?」
「はぁっ、はぁ、入った…?」
「……っ、……入ったよ、全部」
「良かった…うぅっ…痛いよお……」
光希は痛みでぽろぽろと涙を流す。
「はぁ、はぁ、……良く頑張ったな。あと少しで終わるから。ちょっとだけ動くぞ、ごめんな」
善逸はすぐにも射精しそうだった。
光希に負担をかけないように数回抜き差しをする。
「はぁ、はぁ、善逸っ……」
「光希、光希……!あっ、……くっ、やば、出るっ…」
善逸は光希から引き抜き、お腹の上に精を吐き出した。