第22章 隠れ家 2 ※

二人は寝転んだまま、お互いの身体を触り合った。

善逸は光希の潤いを取り戻そうと、胸に舌を這わせる。光希は善逸の与える刺激を受けとめながら、彼の背中や腰に手を這わせる。


肌を密着させて身体を触れ合わせると、とてつもない愛しさがこみ上げてきた。興奮が格段に上がる。

お互いの呼吸が荒くなる。



善逸が光希の足の間に手をいれ、片足を持ち上げて自分の身体の上に乗せる。空いた足の隙間から手を伸ばし、光希の秘所にそっと触れる。

「んっ！やっ……」

光希が善逸にしがみつく。

「力抜いて、光希……」

善逸が耳元で囁く。
とっさに足を引いて閉じようとする光希を、足を固定して閉じさせない善逸。

再び潤いを帯びてきているそこに、指をゆっくり入れていき、慣らしていく。


「んっ…、くぅっ……」
「ごめん、痛いね。頑張ってくれ」

ちゅくちゅくと、水音が響く。


「あんっ！はっ……んんっ、」
「ふふっ、やっぱり、ここなんだね」

気持ちのいい場所を見つけて攻めていく。

「あっ、やっ、……駄目ぇっ、……ひゃんっ」
「可愛い、光希」

目の前で気持ちよがる光希を見て、善逸の興奮は高まっていく。

「はぁ、はぁ、も、いいのっ！」
「ん？」
「……っ、私はいいの。さっき、気持ちよく、なったから。はぁはぁ、今度は善逸の、番」
「光希……」


「おっきく、なってる……から」

光希は顔を真っ赤にして善逸の手を止めた。

光希の言いたいことを理解して、善逸は身体を起こし、光希の足の間に身体を入れる。


しっかり硬くなっている竿を手で持ち、くちゅくちゅと音をさせながら入り口に何度か擦りつける。光希の愛液と自分の先走り液が混ざりあう。


善逸は、その感触だけで思わず果ててしまいそうだった。


ついに繋がれるという喜びと緊張との中で、人生においてただ一度きりの『初めてのまぐわい』をするために、善逸は必死に心を落ち着ける。