第22章 隠れ家 2 ※
注意⚠ここから年齢制限です!
ぬるめですが、苦手な方は飛ばしてください。
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優しく繰り返されていた口付けが、徐々に激しくなっていく。
善逸の舌が光希の口内に侵入し、歯列をなぞり光希の舌を絡める。
「…んっ、…っ…」
痺れるような刺激に、光希の口から吐息が漏れる。
善逸が光希の身体をゆっくりと倒そうとした時、「いっ…!」と光希が声を上げた。
「えっ、光希、怪我してるの?」
「いや……、うん。ちょっとね」
「どこ?」
「腕……深くないから大丈夫」
「そっ…か」
そう言うと善逸は光希の身体を起こして、スッと離れる。
「善逸……」
「大丈夫。俺は我慢できるから」
「でも」
「ふぅ。ちょっと離れてて、お願い。こっち来られるとまずい」
光希に背を向けて座る善逸。
高まった興奮を抑えようとしている。
光希は少し微笑んで、善逸の後ろから抱きついた。
「……光希、だから、離れて」
「お布団、もうあるの?」
善逸が息を飲むのがわかった。
「ある……よ」
「どこ?」
「押入れの、中……」
「ん、わかった」
光希は立ち上がり、押入れを開ける。
布団が二組しまってあった。
「あ、ちゃんと二組ある。買って運ぶの大変だったでしょ、ありがとね」
光希が布団を出そうとすると、善逸が隣から手を伸ばす。
「………いいのかよ。これ出したら後戻り出来ねえぞ」
「ん。敷いてくれる?」
「……うん」
善逸は布団を出す。
光希は部屋を出て玄関に行く。
……え、部屋出てっちゃったよ。
と善逸は少し焦りながら無言で布団を敷く。
敷き終わった頃に光希が戻ってきた。
玄関に置きっぱなしにしていた荷物を取りに行ったみたいだ。
部屋に入り布団を見ると、流石に顔を赤らめて俯いた。その姿があまりにも可愛らしくて、緊張しまくっている善逸も微笑む。
善逸は立ち上がって光希の前に行き、その手を繋いでゆっくり布団の上に連れて行く。光希を座らせ、口付けをした。
「怪我、どこ?」
「ここ……」
光希は右腕を指差す。
「わかった。気を付ける」
善逸は光希を優しく布団に押し倒した。