とある図書館の司書さんのお話!【文豪とアルケミスト/文アル】
第3章 司書の仕事、説明会!Part2!
「織田作連れてきたよ〜!」
「オダサクこと織田作之助や!よろしゅうな〜」
「よ、よろしくお願いします…!」
「あとは…補習の仕方なんだけど…」
「装像の説明はいいのか?」
と菊池先生に言われるとハッとした顔で
「忘れてた!こっち来て!」
と腕を掴まれて半分引きづられた。
「ここ!ここは過去、未来、現在が映し出されるカメラがある場所、装像室だよ!これを潜書の時に文豪に持たせるとパワーアップします。」
「…なるほど…」
「で、これを使う時には装像石って言うのが必要なんだ。入手の仕方は後で教えるね!」
「…はい」
っと…忘れないように…メモメモ…φ(..)
「次に補習なんだけど、さっき秋声さんがいた所でやるの。やり方は簡単、洋墨を使って…寛さん本貸して。」
「おう、」
…気づかなかった…←めっちゃ失礼
さっき引きずられた時ついてきてたのかな…
「この錬成陣を刻む。すると敵から受けた攻撃は消えるよ。」
(……侵食者のことかな?…どんなやつだ?マニュアルに名前しか書いてなかったし)
「すみません…侵食者ってどういうやつなんですか?」
「え?」
「…お前…教えてなかったのか…」
と菊池先生がやれやれとした感じで説明してくれた。
「侵食者ってのは一言で表すと本を侵食するヤツらだ。形は様々で強さもバラバラで、同じ形でも周りに宿っている光の強さで強さは別れる。無色、青色、黄色、赤色って具合にな。なんか羊みたいのいただろ?あれが侵食者だ。」
「ありがとうございます。」
「知ってると思ってて…なんか…マニュアル見たいの配られなかった?」
「配られましたよ。ただ、侵食者は名前しか書いてなくて…他のものも大体大雑把に書いてあるので…教えて下さりありがとうございます。助かります。」
すると坂口さんの顔が…煌めく向日葵の様な笑顔になった。
「よし!この坂口朱里に任せなさい!」
「…えと…ありがとう、ございます…?」