第11章 この世界でのお仕事
更に力を入れて体を密着させてくるシャンクス。
先程までおろおろしていたシャンクスはどこへ行ったのか、今は余裕な笑みを浮かべている。
そして恋歌に顔を寄せて
ちゅっ
とリップ音を鳴らした。
『へ…』
何が起こったのかわからなかった恋歌は一瞬何かが当たった頬に手を触れた。
それと聞こえたら音とを合わせて何が起こったのかを理解した瞬間にぼんっと音がするぐらい顔が真っ赤になった。
『…っ////』
シ「ぐはっ」
そして次の瞬間にはシャンクスの鳩尾に蹴りを入れていた。
崩れ落ちるシャンクスをそのままに恋歌はそのまま赤髪海賊団を去っていった。
恋歌が去った後の赤髪海賊団・・・・会話のみ
ヤ「あーあ、なにやってんだよお頭」
シ「お前ら見てたんならちょっとぐらい同情しろよ」
ベ「急にあんなことされたら驚くに決まってんだろ?」
シ「あれぐらいあんだけ可愛かったら他のやつにもやられたことあるだろうにっ」
ヤ「あれだけ初な反応ってことはされたことないんじゃねーの?
慣れてたらあそこまで動揺しねーだろ
しっかし綺麗に足技決まってたな」
シ「笑い事じゃ済まされねーほど強烈な蹴りだった…」
ベ「でもま、自業自得だろ
次のこの珠は俺が管理しとくからな」
シ「ちょっと待てベン!!
それはお頭の俺が持っとくべきだろ」
ベ「あんたに持たしといたらあいつに会いたくてすぐに使うだろ?
だからダメだ」
シ「好きな女に会いたいと思って何が悪い!!」
ベ「誰も悪いとはいってない
だがあっちも仕事で来てくれてるんだ
用もないのに呼ぶわけにはいかない」
シ「…わかった」
ヤ「そうだ、今日のこと新聞に乗るかな?
あれだけ派手に暴れたらもしかしたら賞金首になるかもな」
シ「あーそれはあり得るな…
あれほど簡単に瞬殺されたら政府も目をつけざるを得ないだろうし」
ベ「ま、あいつなら捕まることはないだろうよ」
「「それもそうだな」」
翌日、恋歌の手配書が出回ったのは言うまでもない。