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夢現

第11章 この世界でのお仕事


ベ「ま、今回は恋歌のお陰で本当に助かった

ありがとう」

そう言ってベンは頭を下げてくる。

そしてそれにならうように他の二人も頭を下げてくる。

『そんなっ顔をあげてください!

全然対したことしてないですっ

私こそ急に気を失ったのにこんなによくしてもらってありがとうございます』

恋歌も頭を下げれば四人で頭を下げあっている変な図ができてしまい四人で吹き出して笑う。

『あはは、何してるんでしょうね私達』

ヤ「全くだ

しかしあれを対したことしてないって言える嬢ちゃんは将来が楽しみだな」

その言葉には恋歌は苦笑いしか返せなかった。

恋歌は後数年年を重ねることはないのだから。

ベ「さて、そろそろお頭探しに行かねーとな


あ、お前の刀そこにあるから」

言われて見てみるとちゃんと机の上に刀が置かれていた。

『ありがとうございます』

ベ「お前もお頭探しに来るか?」

『はい』

ベ「じゃあまた変装しろよ」

言われてすぐ二つのイノセンスを発動させていつもの格好になる。

ヤ「ほんと勝手にそうやってなるって不思議だよな」

ベ「行くぞ」


そして四人でシャンクスを探しに部屋をあとにした。











シャンクスはクルーたちに聞いて回れば案外簡単に見つかった。

赤い顔をした船長が走って行ったのを何人かが見ていた。


シャンクスは船首にいるとのこと。

三人に行ってやってくれないかと言われ、シャンクスの元に歩いていく。

何故か手摺に寄りかかりながら頬杖をつき海を眺めている。

恋歌はシャンクスの背中に声をかける。

『シャンクスさん』

ぼーっとしていて気配に気付いていなかったのか声をかけられたシャンクスは驚いている。

シ「わっ、恋歌!?

何でここに!?」
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