第22章 デート
裏に行くと何十組かのカップルがいた。
『何か私たち浮いてるね』
エ「そうだな」
回りのカップルはさすがに腕に自信があるからエントリーしたというだけあって男女関係なくごつかった。
恋歌の二倍以上ある女もいる。
しかし、全員カップルなわけでいちゃいちゃしているのが暑苦しい。
『……帰りたくなってきた』
エ「俺たちもいちゃいちゃするか?」
『しない!///』
エ「はは!冗談だ」
そんなこんなで時間は流れ、エースたちの後にも何組かカップルがエントリーして受付時間は終了となった。
『やっと始まる…』
エ「怪我すんなよ?かすり傷でも負ったらダメだからな」
『うん、大丈夫』
やたらと心配してくるエースに大丈夫だと笑って返す。
恋歌の実力は知っているが、それは桜姫としての実力であまり普通の姿の時は力を使わない。
それを知っているからこそエースは心配なのだ。
《さぁてルールを説明するよ!!》
外で実況らしき人が話始めた。
《この勝負は力試しだ!つまり純粋に力のみで競ってほしい!
悪魔の実の能力者は能力を使うことは禁止だよ!
悪魔の実の能力者はこちらで用意した特殊な腕輪を着けてもらう!
これは能力が使えなくなるだけで力は抜けないから安心してほしい
ちなみに悪魔の実以外の能力を持ってる人は使ってもいいよ!
武器の使用は認めるよ
出場者はこちらで勝手に決めたトーナメントで戦ってもらう!
名前を呼ばれたら出てきてくれ!
殺すのはなし!気絶させるか参ったと言わせるかどちらかで勝利だ!》
『だってさ』
エ「能力は使わなきゃいいんだろ
なんとかなるだろ
恋歌は力どうすんだ?使うのか?」
『うーん、使わなきゃいけないような事態になったらね』
エ「無茶はすんなよ」
《おっと言い忘れてたけどカップルで優勝するとは限らないからな
男が優勝すれば女の方のサイズで指輪を女が優勝すれば男のサイズで指輪を作らせてもらうよ!
お互いのために頑張って!》
エ「じゃあ俺が勝てば恋歌には渡せるってことか」
『私も頑張ろうかな…』
《さぁ最初の戦い行ってみよう!》