第21章 アラバスタ
ビビは時限式と聞いて下にいる仲間に大声でその事を教える。
ビ「大変みんな!!
砲弾が時限式なの!!このままだと爆発しちゃう!!」
「「「「「な、何だとぉー!?」」」」」
ビ「ここまで探させておいて!
砲撃予告をしておいて!
一体どこまで人をバカにすれば気がすむのよ!
どこまで人をあざ笑えば気がすむのよ!!
クロコダイル!!」
ビビが悔しそうに涙を流す中ペルが現れた。
『あなたが来てくれたのならよかった
ビビをお願いできますか?』
ペ「ですが、あなたはどうするのです?
私はこの砲弾をなんとかしようと…」
『それは私がなんとかします
あなたはこれからもビビの家を守っていかなければならないのですから』
恋歌はクラウンベルトで砲弾を引っ張り、時計台の外に出す。
ダークブーツを最大にして町に被害の及ばないところまで上がる。
ビ「待って!!」
ビビが必死に手を伸ばすがペルに止められている。
『大丈夫、ルフィに帽子を返すまでは死にませんから』
ビ「でもそんなのが爆発したら…!!」
なおも手を伸ばし続けるビビを振り返らずに先に進む。
『(断空ならなんとか防ぎきれるはず…
帽子をなくすわけにはいかないからね)』
恋歌は雲の上までいき自分と砲弾の間に断空を張る。
直径五キロの砲弾の爆発を目の前で受けたが断空とクラウンクラウンのマントの鎧でなんとか防ぎきった。
『(ちょっと無理があったけど帽子は無事だったしよかった…
というかここはどこかしら…)』
爆風で結構遠くまで飛ばされてしまった。
海の真上に立っているが回りを見渡せばアラバスタの島は見えている。
『(反乱はどうなったかな…)』
アラバスタの上空に雨雲が広がっているのを見て戦争の終わりを感じた。
何かあればビビに呼ばれるだろうと比較的ゆっくり帰った。