第21章 アラバスタ
『決着は着いているみたいですね』
二人とも倒れているがゾロが立ち上がろうと力を込めているのを見てゾロが勝ったのだと確信できた。
ゾロの近くに降りてナミを降ろす。
ゾ「誰だ?」
ナ「ゾロ!!」
ゾ「ナミか?無事だったんだな」
俯いているゾロにはこの場に誰がいるのかわからないようだ。
ナミが無理矢理ゾロを仰向けにする。
ゾ「お前は…」
仰向けにされたことで恋歌がいることに気づいたゾロ。
『これだけ出血してて意識があるなんてすごいですね』
ゾ「ほっとけ
何しに来た」
ナ「あたしを助けてくれたのよ
ゾロのところまでつれてきてくれたのもこの人」
ゾ「そうか…」
ナミの言葉を聞いて敵ではないと判断したのか目を閉じた。