第21章 アラバスタ
エ「俺も会いたかったさ
まさかこんなとこで会えるとはな」
『だって呼んでくれないんだもん
会えないよ』
エ「悪い、今黒ひげってやつ追っててあぶねぇやつだから呼べなかったんだ
ん?」
エースは抱き締めている恋歌がいつもと違うことに気づいて体から離す。
『?どうしたの?』
エ「このかっこどうした?」
『ルフィの仲間に着せてもらったの…///
サボはエースが喜ぶから着とけって言うし…///
どうかな?///』
エースがいつもと違うと気づいたのは服の布の少なさ。
いつも長袖を着ていた恋歌の背中に腕を回した時に肌が触れた。
しかも密着した胸も肌と肌があたっていた。
露出の少ない服を着ていたことを記憶していたエースが感じた違和感は肌に触れたこと。
恋歌はエースから離れて、立ち上がり顔を赤くしながらエースに似合うかどうかを聞いている。
サボに言われたとはいえ、自分に見せたいと思ってくれたことに喜びを感じる。
エースも立ち上がって恋歌を見る。
『やっぱり変…かな?///』
エ「ちょっとこっち来い」
エースは恋歌の問いに答えを返さずに腕を引っ張って家と家の間の小さな隙間に二人で入る。
二人で入れる隙間だが、今にも胸と胸があたりそうなぐらい近い。
その距離にさらに恋歌は顔を赤くさせる。
『な、何でここ?///
あそこじゃだめなの?///』
身長差で上目遣いをする恋歌にエースは意地の悪い笑みを浮かべる。