第20章 ドラム王国
そのチョッパーの知らせを聞いてくれはとサンジは外に行くと言うので恋歌も着いていこうとしたがサンジに思いっきり止められたので渋々待ってることにした。
だが何故か途中でルフィが寒いと言って帰ってきた。
ル「服ねぇか?服」
『あそこにあるよ』
ル「ほんとだ!
あったけー!!」
壁にかかっていたコートを着て嬉しそうに腕を振り回すルフィ。
『ねぇ、私も着いていっていい?』
ル「だめだ、寝てろって
力使えねぇだろ?」
『使いにくいってだけよ』
ル「それでもだめだ!
俺がすぐにぶっ飛ばしてくるから寝てろ」
ルフィにそう釘をさされて置いていかれた。
『ケチ…』
『ん?』
数回城に強い震動が伝わり、恋歌が暇をもて余していると城の中にひとつの気配が入ってきたことに気づいた。
『(しらない気配…
この城でしらない気配って…ワポル?)』
ルフィ、サンジ、くれは、チョッパーの気配は全てわかる。
でもそれらの気配は全て外にある。
『(近くにいるみたいだし見に行ってみようかな)』
恋歌は布団を抜け出してコートを羽織、知ってて置いてくれているのかはわからないが恋歌の刀が近くにあったのでそれを背負って部屋を出た。
「ああ?」
『え?』
部屋を出た瞬間に何故か目の前にワポルがいた。
ワ「さては麦わらの仲間だな?」
『仲間ではないですね…』
あくまで自分とルフィは家族であるという意味で仲間ではないと言った。
ワ「え?違う?そうなのか?」
『はい』
恋歌が笑ってそう言えばワポルはにやりと笑った。
ワ「って…
嘘つけー!!」
そして何故か急に襲いかかってきた。
『ちょっ…!』
咄嗟に恋歌は避けたが、下が雪であるため機敏な動きはできそうにない。
ワ「騙せると思うなよ
ん?よく見れば貴様…」
ワポルが顎に手をあててじろじろと見てくる。
『な、何ですか?』
恋歌が後ずさろうとするとワポルに腕を掴まれた。