• テキストサイズ

夢現

第19章 麦わら海賊団へ


サンジの言葉にはっと恋歌を見るルフィ。

だが恋歌は笑っている。

『そうですね

私に移すということは今のナミさんと同じ状態になります』

ル「なら恋歌も5日しかもたないんじゃ…」

『ルフィ、私を誰だと思ってるの?

そんなことじゃ死なないわ

でも薬が無ければずっと苦しむことにはなるでしょうけど…』

苦笑いをする恋歌を見てルフィは拳を握りしめる。

ル「俺は…どうしたら…」

『選ぶのは今回私を呼んだルフィよ

貴方の今回私に頼んだ願いはナミさんを助けること

これが私にできる精一杯のこと

でも実行するかどうかはルフィ次第

私はそれに従う

ちなみにナミさんとビビさんは了承してくれたわ』

ウ「あの二人が!?」

『もしルフィが了承して私に病気が移ったときは自分の航海術で医者を必ず見つけて見せると言ってくれました

ビビさんもアラバスタのことよりナミさんの病気の方が先だと言ってナミさんの考えに賛成してくれました』

了承した理由を聞けばウソップは納得したようだったがそのまま難しい顔をした。

ウ「だけど…ルフィのやつは…」

ルフィは未だに考えているのか俯いたままだ。

『決めたら言いに来てください

私はビビさんを手伝ってきますから』

そして恋歌は部屋を後にしとうとした。

ゾ「待て、なんであんたは初対面の俺たちにそこまでしてくれるんだ?」

ゾロの声に呼び止められ後ろを振り向いて笑顔で答えた。

『ルフィに頼まれたことですから』

その笑顔に何も言えずにいると今度こそ恋歌はキッチンを出ていった。
/ 454ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp