第19章 麦わら海賊団へ
ル「恋歌!
ナミはどうだ?」
『そのことについて船長であるルフィに話があって来たの』
ル「俺に?」
とりあえず座って話そうということになり恋歌はルフィと向かい合わせで座る。
ゾロは壁に寄りかかっているし、ウソップはルフィの隣に座って、サンジはお茶を入れてくれるらしい。
ル「なんだ話って
重要なことか?」
『ナミさんのことよ
大事なことだからしっかり聞いてね』
ル「わかった」
ルフィが真剣な顔で頷いたのを確認して話始める。
『まずナミさんの病気は5日病という病気なの』
ル「5日病?」
『発症したら5日で必ず死に至る病気よ
それにナミさんは感染してる』
"死"という言葉に過敏に反応したルフィとウソップが立ち上がる。
ゾロも何も言わないが僅かに動いたし、サンジは食器を落として割ってしまった。
ル「じゃあ…じゃあナミは!」
『落ち着いてルフィ
まだ死ぬとは言っていないわ
でも太古の昔に滅んだはずの病気だから治る薬がもうないかもしれない』
そう言うとルフィと一緒に立ち上がったウソップが恋歌の胸ぐらを掴んだ。
ゾ「ウソップ!」
ゾロが駆け寄ってきて止めようとするがウソップは離す気配はない。
ウ「ならどうしろってんだよ!?
あんただって医者じゃないんだろ!?
適当なこと言ってんじゃ…!!」
ル「ウソップ」
捲し立てるウソップをルフィが静かに止めた。
ル「恋歌は嘘をついたことは一度もねぇ…」
ウ「でも…それじゃあ…」
『確かに私は医者ではありません
ナミさんにも同じようなことを言われました』
ウ「あいつ目が覚めて…!!」
『ですがナミさんは信じてくださいました
それに私はここの船長であるルフィに決めてもらおうと思ってここに来たのです』
ウソップの手が離れて再び座る。
ル「聞くよ
それがナミを救えるんだったら」