第19章 麦わら海賊団へ
ゾ「医療が専門外ならどうやってナミを治すんだ?」
ゾロが話を元に戻したお陰でいつものルフィに戻った。
ル「さぁ?」
ウ「って知らねぇのかよ!」
またしてもウソップの激しいツッコミが入った。
ル「俺風邪引いたことねぇし」
ウ「そういや俺もだ」
ゾ「ところでクソコックはさっきから何黙ってやがる」
先ほどから一言も発しないサンジにゾロが話しかけた。
ルフィとウソップがサンジに悪戯をしてみたが何の反応もない。
「「「?」」」
俯いているため表情も伺えない。
辛気くさくなったゾロがサンジの髪を掴んで顔を上げさせる。
ウ「あー…なるほどな」
ゾ「このクソコックが…!」
サンジの顔を見たウソップとゾロは理解したようだがルフィは今一わかっていない。
ル「なんだ?サンジのやつどうしたんだ?」
ウ「お前の姉さん美人だったろ?
こいつがあの時騒がなかっただけでも奇跡だ」
ゾ「つまりは女に目がねぇこいつのことだ
ルフィの姉さんにも惚れたんだろうよ」
サンジの顔はこれ以上ないぐらい緩みきっており、だらしない顔になっている。
目はハートになっていていつものナミやビビを見るとき以上にハートが飛んでいる。
ル「恋歌はやらねぇぞ!?」
『私が何?』
ルフィがサンジに怒鳴るとキッチンに恋歌が入ってきた。