第19章 麦わら海賊団へ
『まず貴女の名前を伺ってもよろしいですか?』
ビ「あ、すいません
私はビビです」
頭を下げて自己紹介をしてくれた。
『ではビビさん
ナミさんの体の何処かに何か斑点の様なものがありませんでしたか?』
ビ「確かお腹に…」
『そこ見せてもらってもいいですか?』
ナミの布団をゆっくり捲り、服の裾を少し上げたところに赤い斑点があった。
だが、ドラム王国で診てもらうときより斑点が少ない。
『(ということはやはり発病してから間もないってことか
確かこの病気は5日病)
いつから熱がで始めましたか?』
ビ「ついさっき倒れたところなんです
熱はその少し前からあったみたいなんですけど」
『(そんなに詳しく覚えてる訳じゃないから熱が出てから5日なのかどうなのかはわからない
だけど私に病気を治すことはできない
でも…)
ナミさんって倒れてから目を覚ましましたか?』
ビ「いえ、一度も…
やはり何か大きな病気なのでしょうか?」
『医者に見せなければ治ることはないでしょう
しかもこの病気は一刻を争います』
その言葉にビビの顔が青ざめる。
ビ「そんな…!!」
『近くの島の医者に見せることができたなら助かる見込みはあります
でも珍しい病気ですので治療薬があるかどうか…』
「ダメよ…」
今まで二人で話していた空間にいきなりもう一人の女の声が入ってきた。