第17章 帰還
そして翌日、出航の日。
ル「母ちゃん来ねぇな…」
エ「見送りぐらいいいさ
いつでも呼べるんだしな」
そう言って三人お揃いのペンダントに触れる。
サ「確かにな
でも見送りに来るからって約束したのに破るなんて初じゃね?」
エ「やることあるって言ってたからな
忙しいんだろ」
サ「ならしょうがねぇな
んじゃそろそろ行くか」
エ「ああ」
二人が帆のついた小さな小舟に乗り込む。
エ「じゃあなルフィ
俺たちは先に行く」
サ「ちゃんと修行しとけよ」
ル「わかってるよ
あと3年したら俺もすぐに後を追うさ」
船を繋いでいたロープを離そうとしたエースの手が止まる。
三人の顔が笑顔になり全員顔を上げる。
『間に合った!』
上空にいたのは刀と銃を持った恋歌だった。