第15章 ゴア王国
恋歌はエースにはダダンがルフィには山賊たちがいるということで二人のことは任せ、一人でいるサボを見ていた。
『(見張りは二人で交代
部屋の窓には板
一日中家庭教師と勉強
本当に息がつまりそうね)』
サボの1日を見て何度この家を破壊しようかと思ったことか。
しかしそんなことはしてはいけないと思い止まる。
そして今日は天竜人が来る日。
サボの父親、母親、養子のステリーは天竜人を見に式典が行われる場所に行った。
サボは朝から机に向かって何かを書いていた。
遠すぎて何を書いてるのかまではわからないが、勉強をしているときより楽しそうに書いている。
『(楽しそうなら何でもいっか)』
書き終わるとそれを封筒に入れて懐に入れると隠していた鉄パイプを取り出した。
その鉄パイプで見張りに殴りかかり気絶させる。
天竜人が来るということでその見張り以外人がいないこの屋敷はいとも簡単に外に出ることができた。
サボは封筒をポストに入れると清々しい顔をして式典が行われている入り江に向かって走っていった。