第15章 ゴア王国
近くまではダークブーツで行き、数人の知らない気配を感じたため発動を一旦解いてから反応のあったほうに向かって走った。
そこには兵士らしき人物に取り押さえられているエースとルフィ。
サボは上質そうな服を着た男に捕らえられていた。
エ「母ちゃん!!」
いち早く恋歌の存在に気づいたエースが動かせない体をじたばたさせながら恋歌を呼ぶ。
サ「なんでここに…」
『そのペンダントの拒絶反応を感じたから来てみたの』
男「ほぅ、君はそこのガキどもの母親かね?」
サボを捕らえている男が恋歌に話しかけてきた。
なんとも上から目線な話し方だ。
『ええ、そうですけど何か?』
男「君は一体子どもにどのような教育をしているんだね?」
『仰ってる意味がわかりませんが』
恋歌の眉間に皺がより始めたのを見たエースはヤバイと感じて更に暴れていたが大人の力には及ばず抜け出せていなかった。
男「君の子どもに私の子どもがたぶらかされてね
家出までさして…しかもそっちの目付きの悪いガキはうちの子を返せとまで言ってきた
それこそ言いがかりというものだ
私の子どもをどう使おうと勝手だろう?
子どもは親を幸せにする道具にすぎないのだから」
エ「おい!おっさん!
もうそれ以上言うのは止めとけ!!」
エースの焦った声が響くが最早サボの父親を名乗る男は聞いていない。