第14章 家族
その言葉を聞いたエースは嬉しそうに笑った。
エ「そっかそっか
俺が母ちゃんより年上になるのかー」
『そんなに嬉しいの?』
エ「まぁね」
サ「どうしたんだよお前
にやにやして気持ち悪いぞ?
痛っ!?」
気持ち悪いと言ったサボはエースに無言で殴られていた。
エ「母ちゃん俺も時ってのが来たら母ちゃんに言いたいことができた!」
『今言ってくれないの?』
エ「いつか絶対言うから待っててくれ」
『わかったわ
私も八年も待たしたんだし何年でも待つわ』
サ「くそっ、二人で仲良くして…」
サボが仲のいい恋歌とエースを見て拗ねだした。
そんなサボを恋歌は可愛いなと思いつつ後ろから抱き締める。
サ「うわっ!!」
『私はサボも大好きよ
私の自慢だもの』
エ「サボもまだまだだな」
サ「なんだとエース!!」
二人が喧嘩を始めたので目を回したあとにそのまま眠ってしまったルフィを抱えあげる。
『二人ともルフィ寝ちゃってるしもう帰ろっか』
ぴたっと喧嘩を止めてこっちに走ってくる二人に笑顔を送って四人で仲良くダダン一家の家まで帰った。
この日から家族が四人に増え、更に楽しい日々を送る。
余談だが家に着いたルフィは起きると皆で風呂に入りたいと言い、顔が真っ赤になったエースとサボを一緒に風呂に連れていくのが大変だった。
だが結局は四人で狭いながらも仲良く風呂に入ることになる。