第14章 家族
エ「海賊のいない世界…
そんなとこがあるのか…」
サ「王族も貴族も関係ない世界…
でも何でそんな平和なとこからわざわざ戦いも争いもあるここに来たんだ?」
『ここの世界の神様にねこっちに来てくれないかって言われたの』
エ「神様?そんなやつほんとにいるのか?」
『まぁ私も実際声しか聞かせてもらえてないんだけどね
でも世界から世界に人を渡すことができるのなんか神様ぐらいしかいないし神様って信じることにしたの』
サ「その神様ってやつがいたとして断らなかったのか?
自分の平和な世界も友達も親も全部捨てなくちゃいけなかったんだろ?」
『そうね
次に人を他の世界に渡す力が貯まるのは500年後、人間の寿命では無理だと言われたわ』
エ「じゃあなんで…」
『その神様にある子達の母親になってあげてほしいって言われたの』
その言葉に三人ははっとする。
エ「それってもしかして…」
『そうエース、サボ、ルフィの三人のことよ
最初は私にできることをしようと思ってた
でもエースと暮らしてはじめて"母ちゃん"って呼んでもらえたときは本当に嬉しかった
さっきも二人に私を母親だって言ってもらえたときはエースのときと同じぐらい嬉しかった
この世界に来てよかったって心から思えた』