第12章 未来の海賊王との出会い
『(まさか今日が山賊が来る日だったとはね…
わかってたこととはいえ、目の前で大切な人が酒まみれになってたらダメージ意外に大きいな…)』
自分が酒を浴びせられたのならまだダメージも少なかっただろう。
だが、自分は山賊に会いたくなくて、関わりたくなくて時間をおいて行った。
その結果酒を浴びせられたシャンクスを見たら何とも言えない気持ちになった。
しかも次はルフィが危ない。
『(次にシャンクスさんたちが航海から帰ってきて迎えが誰もいない時がルフィがあの山賊たちに喧嘩を売ってしまう日…私は)』
恋歌はシャンクスに罵声と酒を浴びせ、恐らくルフィに暴行を加えるであろう山賊をどうすべきかと考えていた。
そしてまた月日は流れ、いつルフィが山賊の所に行くのか正確な日時がわからなかったので頻繁にマキノの店に通うことにしていた恋歌。
今はシャンクスが航海に出ているのでさらに警戒はしている。
もうそろそろ帰ってきてもおかしくないからだ。
今日もマキノの店で談笑をしていると、店の扉が壊されんばかりの勢いで開いた。
そこには息を切らした村人が一人いた。
マ「どうしたんですか!?」
「大変だ!
ルフィが山賊に喧嘩を売りやがった!」
マ「ルフィが!?」
『今どこにいるかわかりますか?』
「こっちだ!」
村人が案内してくれると言うので恋歌とマキノは着いていくことにした。