第12章 未来の海賊王との出会い
朝恋歌が起きるとシャンクスはまだ寝ていた。
軽く朝食を作っているとシャンクスが起きた。
『おはようございます』
シ「おはよ」
『ちょっとそこの椅子に座って待っててください』
寝惚けたままのシャンクスは大人しく椅子に座る。
完全に覚醒した頃には目の前に朝食が出来上がっていた。
『さ、大したものは出来ませんがどうぞ』
シ「ありがとう、いただきます」
シャンクスは美味しいと言って全部食べてくれた。
家で二人で食べる食事は久しぶりだったし、誰かに食べてもらうのも久しぶりで恋歌は何だか嬉しかった。
『さてそろそろ帰らないと皆さん心配しますよ?』
朝食のあとにシャンクスを送っていこうと立ち上がる。
シ「多分心配なんかしてないと思うけどな…」
苦笑いしながらシャンクスは言うが、それもクルーたちに信頼されている証だと言うと嬉しそうに笑った。
行きと同じようにするとまたシャンクスは少し動揺していたが、今回は何も言ってこなかった。
村のマキノの店に行くと赤髪海賊団が朝だというのに酒を飲んでいた。
「あ、お頭帰って来たー!!」
「どこ行ってたんだよ!」
シ「ちょっとな!
それにしてもお前らちょっとは俺の心配したか?」
「なんで俺たちがー」
「そうですよ、どうせ迷子にでもなってたんでしょー」
シ「誰が迷子なんぞになるか!!」
相変わらず騒がしい海賊団だがこれはこれでいい海賊だとそう思う。
そしてまた月日が流れルフィも7歳。
物語の開始はもうすぐそこ。