第2章 異世界へ
すると青い斬撃が海を真っ二つに割ってしまった。
『…
斬魄刀はなるべく使わないよにしよう…』
この時恋歌は"何て危険なものを渡したんだ"と神様に内心呆れていた。
その後も一通り思い付くかぎりの技を試した後に制御が難しかった武器の修行をする。
しかし神様によって身体能力を大幅にあげられていたのですぐに全ての武器を自由自在に操れるようになった。
『こんな簡単に扱えていいのかな?
まぁ、これであの子達が守れるのならこれていいか
そろそろ日付が変わる時間だし明日エースが来るって言うなら早目に起きないと』
恋歌は明日に備えて家に帰ることにした。
家に帰って風呂に入り、疲労が溜まっていたのかベッドに横になるとすぐに眠ってしまった。
次の日の朝…
恋歌は日が昇りはじめて一時間程経った頃に目を覚ました。
『眠…
ていうか朝って何時ぐらいに来るんだろう?』
正確な時間を聞いていなかったため随分と早い時間に起きてしまった。
『まぁ来たときに寝てるよりいいか』
欠伸を堪えながらキッチンに行き、冷蔵庫を漁る。
この冷蔵庫も元からついていたもので中に沢山の食材も入っていた。
『ほんと至れり尽くせりって感じ』
冷蔵庫から適当に野菜を出してサラダと、パンも戸棚に入っていたためオーブンで焼いてバターを塗って食べた。
『朝から料理する気にはならないけどそれじゃ駄目になってくるんだよね…』
これから一緒に住むであろう子どもたちのことを考えて料理の腕もあげないとなと考える。
朝食を食べ終わり、食後にコーヒーを飲んで一服していると、急に扉がドンドンと叩かれた。
?「おーい
ワシじゃ
恋歌居るなら開けてくれ」
『(この声は…)
はいはーい、今開けますよ』