第1章 Start
この同期の男は
里に帰ってからもしつこく誘ってきた。
まぁ私から誘ったから自業自得か
あまりのしつこさは忍の間で噂がまわり
テンゾウがその男にクギをさし
男が誘ってくることもなくなった
私は次の相手を探してた
そんなある日先輩達と同期メンバーでの
飲み会に誘われた。
くノ一で仲良い子なんていないから
居場所あるかなー?とか思いつつ
テンゾウに参加しろよーと言われたので参加した
先輩達は個性豊かだ
戦闘でもそうだし、見た目も。
待機場ではよく、くノ一たちが
先輩たちの嘘か本当かわからない噂話をして
キャッキャッしている私はそういうのが苦手。
今日の飲み会は私の同期のくノ一達にとって
最高の合コン?みたいなものだ
ハヤテ
「えー、今日は、ゴホッ
お集まりいただきまして、ゴホッゴホッ
ありが、とうごさいますっ
楽しみましょう、ゴホッ」
いろんなところから話し声や笑い声が聞こえる
みるく
「帰りたい〜」
1人で呟いた
カカシ
「君が、テンゾウの好きな人?」
みるく
「えっ?」
後ろから声をかけられた
振り返ると里中みんなが知ってるであろう
カカシ先輩が微笑んでいた
カカシ
「ごめーんね、驚かしちゃった?」
みるく
「いえ、1人でボーッとしてただけなので
話しかけてもらえて嬉しいです」
「おーい、カカシ〜誰と話してんだー」
奥から誰かがカカシ先輩を呼びながら
こちらへ向かってくる
アスマ
「カカシー、先々行くなって!
って、さっそく後輩に手だそうってか!!」
あんこ
「カカシ〜!あんたも随分と手が早いねぇ」
アスマ先輩、あんこ先輩、紅先輩が
こちらのテーブルにドカドカと座った