第9章 ※誘惑

義勇の手が、大切な部分に優しく触れると、陽華の身体が強ばるように震えた。

（…感じてくれてる。）

陽華の秘部は、義勇の愛撫に答えるように、充分にたっぷりと潤い、義勇は嬉しさに胸を弾ませた。
そのまま、ちゅくちゅくと音を立てて、指に蜜を絡ませるようにかき混ぜていく。

(前回は痛い思いをさせてしまったからな。今回は念入りに…、)

でもそれは杞憂だったと、すぐに気がついた。陽華の秘部にゆっくりと指を沈めると、そこは前回とは違い、義勇の指を難なく咥えこんだ。
義勇は安堵の息を吐くと、沈めた指をゆっくりと出し入れし始めた。

「はぁ…ぁ…んぅ…、」

胸の突起物を舌で刺激しながら、前回反応の良かった秘部内の壁を指の腹で擦って行くと、陽華の声が段々と高くなっていった。

「んぁっ、や…ん、ぁん…、んっ！」

その可愛い声と反応に、義勇の気分も上がっていく。もっと聞いていたいと、責める指が早さを増していく。

「やだっ…、そんな…擦ったら…、んぅ…、」

陽華はまた頭が真っ白になるのを感じて、慌てて義勇の腕を掴んで止めた。

「義勇、待って！」

義勇は驚いて動きを止めて、陽華の顔を見た。陽華は潤んだ瞳で義勇を見つめると、

「…指じゃなくて、義勇のがいいの。…二人で、一緒に…、」

そう、恥ずかしそうに呟いた。

(…可愛い。)

義勇は、今にもめちゃくちゃに抱き締めて、口づけの嵐を浴びせたい衝動を抑える為、長く息を吐いた。

「承知した。」

義勇は身体を起こし、浴衣の帯を外して前を開くと、膨張して大きくなった物を取り出した。そして、陽華の秘部にソレを宛がうと、ゆっくりと内部に侵入していく。

最初は苦しそうに顔をしかめた陽華だったが、三分の一くらいまで沈めたら、後はスルリと義勇を飲み込んだ。

「んぅ…。」

根元まで入ると、陽華の口から息が漏れた。