第46章 ※番外編・祝、冨岡義勇生誕 帰ってきた、鬼殺隊!!
…………触りたい。
今、その身体に触れたら、陽華に怒られるだろうか?
たぶん…怒られる。
困らせてやろうと、思いつきで言ったことだったが、今実際に目の前で、艶めかしい吐息を吐き出しながら、小刻みに震える陽華を見ていて、何も感じないわけがない。
先程達したばかりの下半身が、また熱を帯びてきて、鈍く痛む。
これじゃあ、まるで……、
「………生殺しだな。」
そう小さく呟くと、その声に反応して、陽華が顔を上げた。
「義勇、何か言った?」
義勇は慌てて、首を振ると、
「いや、なんでもない。それより、陽華…、」
義勇は陽華の顔を見返すと、左手をゆっくりと陽華の太腿の上に置いた。
「そろそろ、下も見たいんだが…、」
その言葉に、陽華の身体が少しだけピクリと反応する。
「……やっぱり、そうなるよね。でも…少し、恥ずかしい…かも、」
「なんでだ?お前のここなら、もう何度も見てる。」
「でも、それとこれとは…、」
「別に違わない。俺の手か、お前の手か、それだけだ。」
色々とあの手この手で言い訳はしてみるが、義勇は絶対に曲げないことは、わかってる。逃げられないことがわかると、陽華は恥ずかしそうに、折って閉じていた脚を開いた。
「もう少し、開かないと見えない。」
そう言って、茶々を入れてくる義勇を睨んだ後、陽華は恐る恐る局部に手を伸ばしてみた。
「っ!」
そのはもうすでに、隠せないほどに濡れていて、陽華は顔が熱くなるのを感じた。
義勇に隠したいけど、動かすたびに、クチュッと小さな水音がして、隠しきれない。そのことに気づいた義勇が、これみよがしに聞いてくる。
「今、そこどうなってるんだ?」
「音聞けば、わかるでしょっ!」
半ばヤケになって、言い返すと、義勇は堪えきれずに、小さく笑った。
「もう!」
陽華は口を尖らすと、ゆっくりと指先を動かし始めた。