• テキストサイズ

【鬼滅の刃】水魚之交

第38章 最終決戦 夜明け





どれくらい経ったのだろう。



みんなが炭治郎を見守る中、ゆっくりと目を開いた炭治郎は、みんなを見回し、その瞳から涙を溢した。


「……ごめん、みんな。怪我、大丈夫…か?」

「炭治郎、こんな時でも人の心配して、馬鹿ね。」


皆の顔が、一斉に驚きと笑顔に包まれる。


「戻ったああああ!!炭治郎だああ‼」


この瞬間、大きな歓声に包まれた。






こうして、禰豆子の身体を張った説得と、しのぶが残してくれた薬のおかげで、炭治郎は人間に戻った。

鬼舞辻無惨はその姿を完全に消し、残した種も消え去った。




千年にも及ぶ、長い戦いの日々が、鬼殺隊の長かった夜が、今漸く明けたのだった。





ー 最終決戦 夜明け 完
/ 550ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp