第27章 ※初めての夜

「動くぞ？」

その言葉を合図に、義勇は大きく腰を突き上げた。

「ぁんっ…、いきなり…そんなっ！んぁっ！」

「すまないが…、もう…止められない！」

優しくゆっくりとしたいのに、一度動かしたら、気持ち良すぎて、義勇はもう止めることなんて出来なかった。

「あぁっ、だめっ！…義勇の…奥まで…んぁっ…、届い…てっ…、」

激しく、何度も何度も突き上げられると、一回イッたはずなのに、じわじわと身体が疼いてくる。
陽華は気づいたら、自ら腰を動かしている自分に気がついた。突き上げる義勇の動きに合わせて、跳ね返すように腰に力をいれて、義勇が膣内の奥の奥まで挿入出来るよう仕向けていた。

「はぁ…、おまえの中…、熱くて…俺のをぎゅうぎゅう、締め付けてくる。」

義勇は自身に絡み付く陽華の膣内に、もうそんなに長くないことを感じていた。
しかし、突き上げる度に陽華の息も声も激しくなっていく。義勇は自身も果てそうなのをなんとか踏みとどまり、激しく腰を動かし続けた。

陽華はあまりの激しさに、義勇に力強くしがみついた。そして、求めるように義勇の名前を何度も、呟いた。

「ぁんっ、ぎゆぅ…、ぎゆう…っ！」

その声に反応して、義勇も陽華を強く抱き締めた。

ずっと好きだった。それが今、自分を求めるように、名前を呼んでくれている。堪らなく愛しさを感じ、義勇は感情のままに叫んでいた。

「陽華っ、…好きだ…、好きだっ！」

「ぎ、ぎゆぅ…、私も…好きっ、大好きっ！！んぁっ…だめっ！ま…たイッちゃ…うぅ…、」

「イけ！俺ももうダメだっ！」

回した手に力が入り、陽華は力強く義勇を抱きついた。身体がビクンと激しく震えたかと思うと、膣内を収縮させた。