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【鬼滅の刃】水魚之交

第21章 ※刀鍛冶の里





ここは刀鍛冶の里。

陽華は自身の刀の手入れの為に、刀鍛冶の里を訪れていた。

「じゃ鋼鐵塚さん、宜しくお願いしますね。」

刀匠・鋼鐵塚蛍は、受け取った刀を鞘から抜き出し、刀身をじっと見つめた。少し刃こぼれは起こしてはいるが、綺麗な刃先を見て、鋼鐵塚は満足したように、唸った。

「あんたは、本当に綺麗に使ってくれるな。だが、それに比べて弟弟子の方は!刀折るわ、失くすわで最悪だ。」

鋼鐵塚の雲行きが怪しくなってきたので、陽華はすかさず言った。

「ごめんなさい、うちの弟弟子が…。私たちの稼業は刀があってこそなのに。だから私、鋼鐵塚さんにはいつも感謝してるんですよ。」

そう言って、優しく微笑み掛けた。

その瞬間、鋼鐵塚の負の気配は消えて、頭から蒸気のような物が立ち昇った。

鋼鐵塚は陽華に弱かった。

「…わかってればいいんだよ。夕方には研ぎ終わる。里でゆっくりしていけ。」

そう言って鋼鐵塚は、陽華の刀を持って、工房へと去って行った。



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