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【鬼滅の刃】水魚之交

第16章 ※初恋





ここは鬼が出ると情報のあった山の中。

任務でこの山を訪れた義勇と陽華は、鬼を見つけ、対峙した。

血鬼術で驚くほどの跳躍を見せ、逃げ惑う鬼に対して義勇達が取った策は、義勇を踏み台にして、陽華がタイミング良く飛ぶと言う作戦だった。

「陽華!今だっ、飛べっ!」

義勇の合図に、「了解!」と叫んで、助走を着けた陽華は義勇の手に踏み込み、おもいきり上に向かって飛んだ。

陽華は一直線に鬼の頚目掛けて、刀を振る。

陽華の刀は、綺麗に放物線を描き、鬼の頚を切り裂いた。

陽華は空中で「よしっ!」と叫んだ。しかし、頚を切られた鬼の身体が、最後の気力を振り絞って、陽華の身体に体当たりしてきた。

「え!?うそっ!」

体制を崩した陽華は着地場所を大幅にずらして、近くを流れていた川の中に落ちていった。

「陽華ー!」

義勇が陽華の名前を叫びながら川に近づくが、上がってくる気配がない。慌てた義勇は羽織を脱ぎ、急いで川に飛び込んだ。



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