第1章 私の未来は変わっていく
今までとは違う、少し優しげな笑い方をするローにビックリした。うわぁ、二次創作でしか拝めそうにない顔だ。
しかし、何でこんな話を信じてくれるのか…と思ったけどそうだこの世界って大概不思議な世界だ。なんかもう、不老不死とか案外いそうだわ。
「とりあえず…1から事情を話せ」
「ええ…1からって面倒臭いなぁ…それはいいからもう殺していいよ」
「………殺せと言われて殺せる程俺は人殺しは好きじゃねえ」
「あ、はい…えーと…自殺願望があるっていうか死にたいから殺してくれると助かります」
「だから…っ!なんで…そうなるんだ…」
あぁ…今一瞬切れかけたんだろうな。そう思う程に一瞬声を荒らげるも、ため息をつきながら諦めたように問いかけてくる。うぅーん、本当に面倒臭いんだけども言うしかないのかなぁ。
「んー…と…私のいた世界ではそもそも悪魔の実とかっていう能力はなくって…てかこの世界でも悪魔の実って一部地域では嫌われてるから分かると思うんだけどさ…」
そう、私のいた世界では不思議な力なんて不気味がられるだけ。だから、近所にバレたら引越し。親達は最初は庇ってくれたがドンドン疎ましくなったのか最後は捨てていった。施設でも嫌われていじめられて、やり返せば倍以上の悪意が返ってくる。能力を隠してもふとした時にバレてしまっては同じ事の繰り返し。感情を隠して人と付き合わないようにするしかなかった。そうしていたらある日ふと思った。もう、生きてる意味が無いと。
「ーーー…だから、死のうとして私は建物上から飛び降りて死のうとした。そしたらここにいたの」
全てを話している間、ローは黙って聞いていた。少しはリアクションして欲しいなぁ。スっと目を逸らされ、何か考えるように目を閉じた。一体どうしたのかしら…もういいからさっさと死にたいんだけどなぁ、と思っているとふとローがこっちを見る。なんだよもう。