第1章 私の未来は変わっていく
「…待って、どう考えても私よりベポの方が距離が近い」
「いや、男同士だし種族も違うだろ」
「お前何気色悪い事言い出してるんだよ」
「え、キャプテンって俺の事…?」
「だからもうお前黙ってろ!」
「毛皮剥ぐぞ!」
「すいません…」
必死に2人は否定するけど、駄目…半端に知識があるからこそ私には段々確信に近付いてくる。
「でも、よく考えて2人とも…世の中には同性同士や種族を超えた愛なんていくらでもあるわよ…何なら私の世界にはそれを推奨し、同性で結婚はおろな無機物との結婚も果たした人がいたぐらい!それ程に愛に壁なんてないのよ!!」
「な、なんだと…」
「そんな…」
落ち込んでいるベポは放っておいて、2人へと熱弁をする。そう、この世の中何があっても不思議じゃない。つまりはローがベポを愛するなんていうそれこそ同人誌のような展開があってもおかしくない!
「そもそも貴方達4人は幼少期からの付き合い…冗談を言い合ったり時には過剰なやり取りもする程に親密…それも愛ゆえにかもしれない…」
ベポへのスキンシップを仮にペットみたいなものだとしても、そうすると次にはペンギンとシャチとの距離の近さが出てくる。てか小さな頃のローを知ってると聞いてここ最近の私がどれ程羨ましいと思った事か。出会った当初の話とか聞いてて複雑だった。
「いやいや、やっぱり待て!俺らは長い年月かけてアレなんだぞ!?」
「みのりは出会ってまだ半年ぐらいしか経ってないのに親密じゃねぇか!」
「キャプテンの部屋で寝てるし!」
「キャプテンが笑いかけるし!」
「俺らがそこまで行くのにどれだけ時間をかけてたと…」
「俺らが、キャプテンを気に入って…航海に行く時当たり前のように連れてってくれた事がどれだけ嬉しかった事か…」
話してる内に感極まったのか、2人が泣き出した。…なんだろう、今のこの状況。その後は、2人がどれだけローを好きでどれだけ頑張ってこうなったのか長々と話をされた。途中ベポからの話もされた。いや、だから、ただでさえ羨ましいのに更に羨ましくさせないでよ!隠してるだけなのよこっちは!