第1章 私の未来は変わっていく
みのりが出ていって暫くしてからドタバタと走る音が聞こえたと思ったらペンギンとシャチが部屋に飛び込んで何か捲し立てている。要約するとみのりとやったのか、だった。
「お前ら…そんな事聞く為に俺の寝る邪魔をしたのか」
「いやだって!あんなの見たら我慢出来ないでしょ!」
「最近のみのりってすっげぇ笑うから、残念な所もあるけど可愛いとは思うじゃん!そこにあれだよ!」
「キャプテンのじゃなけりゃ俺もうあんなのお持ち帰りしてる!」
「みのりがあんな能力持ってなかったら多少殴られてもやっちゃってる!」
そうか…。こいつらの中でみのりは俺のだから手を出してないだけの状態なのか。………それはやばい。何がやばいっていやこの男所帯でもし誰かがみのりにそういう目的で声をかけて万が一みのりがOKしたら、次は俺もなんて奴が出る可能性がある。そうしたらみのりは…。
「…みのりに手を出したら…」
「いやだから、キャプテンのなのに手を出すわけないって」
「てか女だからやりたくなるけどみのりとやってもデメリットのがでけぇよな」
「まだまだ俺らは理性でやめとこうって思えるし、そもそも性的に見れても恋愛はねぇよなぁ」
「そうだよな、ほんとに!」
こいつらと話をしてると…いやそもそも話にもなってねぇが、余計に疲れてくるな。まぁ恋愛関係にならねぇなら良かった。…良かった?何がだ?
「しかし、みのりとキャプテンがようやくなぁ…」
「出会った時からお互い特別意識してるくせに全然手を出す気配がなかったから心配したよな」
「むしろ賭けとか始まってたけどな」
俺の中に湧き出た疑問はさておき…。こいつらは絶対勘違いをしてる。俺がみのりと…仮に俺が昨日理性を抑え込まなくてもやれなかったんだよ!動けねぇんだよ!寝返りどころか服の中にも手が入らねぇよ!
「で、どうだったんですか?」
「みのりってスタイルは悪くなさそうだけど、あっちの具合とかは…」
「みのりの方がピンピンしてて、キャプテンがヘロヘロって一体どんなプレイを…」
「してねぇよ」
「へ?」
「は?」
「だからしてねぇって言ってんだろ!」
その発言を聞いた2人が可哀想なものを見る目で見てくるから我慢出来ずに船から出る事にした。