第1章 私の未来は変わっていく
もし、船大工のいない…小さな島でこんな事が起きてたら…流石にローは怒ってただろうか。それとも変わらず許してくれてのかな。そんなもしもの話なんてもう意味はないけど、それでも気になる。
もし、私がこんな能力を持ってなかったら?もし、私が未来を捨てていなかったら?もし、ローーが私を救ってくれなかったら?もし…ローが、私を…好きになってくれたら?
「…あぁ…諦め悪いなぁ…いやでも自覚して数日だしこんなもの?世の中には未練ったらしく病んだりする奴もいるんだしこれぐらいなら大丈夫かな…」
ローにこの気持ちがバレたらと思うと怖いなぁ。怖すぎる。本当に、こんな風にずっと悩んでも意味は無い。さっさと切り替えていつも通りにするしかないのに。
「っと…船は…あった!」
どうしようもないなと思うと同時に、店につく。注文していた船も見えた。私は注文した次の日に1度見に行っただけだったけど、見た感じもう完成には近そうだった。後は細かい所って感じなのかな。ちょうど外側の色を塗っている所でもある。というか黄色かぁ…黄色…。
「ローって、ツナギもそうだし私服もそうだし…派手だなぁ。その割に潜水艦で潜っていくとかどっちなの。目立ちたくないの、目立ちたいの…。いやまてツナギは派手ではないのか…全員同じだからすっごい目立つからそう思うだけか。…よく分かんないなぁ」
でも、ローの服…似合うんだよなぁ。好きって思う前から格好良いとは思うし服も格好良いなぁって。スタイルも良いから何着ても似合うし。何なんだよ全くもう。ローがあんな外も中もイケメン過ぎるせいで大変だよ。
「…そうだ、ローがイケメンなのが悪い!」
「………何言ってんだ、お前」
「はぁあああ!?何でここにぃ!」
やけくそな独り言を言っていたのに後ろから声がする。その声はもう、知ってますとも。イケメンキャプテンじゃないか!なんで!?寝てたんじゃないの!?
「…シャチとペンギンが…うるさくて眠れなかった」
「あ、そうなんだ…」
「…で、何で俺がイケメンなのが悪いんだ。後、海賊なんて目立ってなんぼだろうが」
あらぁそこから聞いてましたか。てかそれならさっさと声掛けてよ!!