第1章 私の未来は変わっていく
朝起きると、何故かローの顔が目の前にあった。そしてローは真顔だった。
「………おはよう」
「あぁ…おはよう…」
なんだこの状況。意味が分からなさ過ぎてどうすればいいが分からない。ローの顔を見ていると、普段より隈が濃い気がするだけで特に普段通りな気もする。いやでも最近のローを思うと真顔は変だ。
「…どうしたの?」
「………酔ったお前から抱き着いてきて俺は必死に剥がそうとしたけど能力を使ってまでお前がしがみついてきたから諦めた」
「あらやだ…ごめん」
そういう事か、申し訳ない事をしたなぁ。そう言えば、確かに私の方からローに抱き着いている。お酒を飲んだ結果こうなるのか。良くないな…今後は飲むのを控えるべきかな。
とりあえずローから離れると、ローはそのまま布団を被って背中を向けてきた。
「俺は寝る」
「えぇ!?どうして!?」
「お前がギュウギュウしがみついてくるから寝れなかったんだよ…」
「あ〜…それは…ごめんなさい…」
とりあえず、顔洗ってこようかな。皆にはローは私のせいで寝不足だから寝かせてあげるよう言っておくかぁ。しかし、いつからか分かんないけど昨日の記憶がないなぁ。確か…シャチとペンギンが隠し芸をしだしてローがニヤっと笑ったのは見た…。ベポがバク宙しだしたのも覚えてる。それから…どうだっけ。酔って何かやらかしたのかな。でも抱きついてる以上をしたならローが、結構普通な態度なのもおかしいよね。変に掘り返して薮蛇になるのも困るし…。よし、ローから何か言われない限りはいいや!
「おはよ〜!」
「みのり!…き、昨日の事覚えてるか?」
「あー、それが…途中までしか…」
「途中…ど、どこまでだ?」
「えーっと…(シャチとペンギンがかくし芸の為に)裸になったとこまでは覚えてるんだけど…その後が曖昧で」
「な…!」
食堂へ行くと半分以上がまだ寝ていたし、起きてても二日酔いで死にかけてた。でもシャチはそれなりに平気そうで、開口一番昨日の事を聞いてきた。私の返答が聞こえたのかペンギンがのっそりと起き上がってくる。
「キャ、キャプテンは…?」
「寝れてないみたいで、寝るって。私のせいで眠れなかったみたい…」
「そ、そうか…」