第1章 私の未来は変わっていく
酔ったみのりを担ぎ、部屋へと連れていく。ずーっと何か1人で楽しそうに喋っているのが少し不気味だ。
「5人もいるならねぇ…1人ぐらいいいと思う…うん、良いと思う。他のはね…そう!お金稼いだりとか…ねぇ…うふふ。あえて遊んでばっかもいいなぁ…」
大丈夫かこいつ。もう酒は飲まさないようにするか。
「んんー、ロー…」
「なんだ…水でも飲んで…」
「あのね、ロー…好きだよ」
「…どうした」
酔っ払いの戯言なのか、皆大好きとか言ってた事と同列なのか。何にしろ、流石にこれはやばい。
今までみのりに女としての色気なんかなかったが、酒を飲んだこの姿は良くない。
「ロー…私の大切なキャプテン…んふふ…」
ベッドに寝かせようとしても、くっついて離れない。無理矢理はがそうとすると酔ってるくせに絶妙に能力を使って抵抗してくる。
「ロー…」
少し舌っ足らずになっていて、いつもより甘い声。火照った顔に潤んだ目。これは、やばい。
「いつまでも、貴方の傍にいさせてね」
そう言って、俺に抱き着いたままみのりは眠ってしまった。あぁ…とうとうみのりにも俺の性欲が反応する事が分かっちまった…。
「何の拷問だこれは…」
俺は明日から風呂上がりのみのりの姿もまともに見れないだろう。顔もまともに見れる気がしない。
いやでも待て、これはいつもと違う姿を見たから思わず反応しているだけで、みのりだから反応した訳ではない可能性もある。そうだそもそも好きでもない女でも目の前で裸になれば勝手に反応はする。だから、みのりが酔って少し色気を出したから普段とのギャップもあって勝手に反応しただけだ。そうだそうに違いない。
普段のみのりを思いだせ。色気も何もあったもんじゃない。…そう思って考えて出てくるのは最近のみのりの笑った顔、嬉しそうな顔。幸せだと言ってくる顔。………久しぶりに飲んだ酒のせいだそうだそういう事にしよう!
「とりあえず、はな、れ…ろ…!」
寝ててもはがれないぐらいに調節出来るとか本当にコントロール出来るようになったんだな…もう少し後で良かったのに。