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貴方と未来を過ごしたい

第1章 私の未来は変わっていく




これはもう流石に怒られるどころではない。実戦の為にと能力コントロールを頑張りつつ、色んな出来事に遭遇してはすったもんだの甲斐あって何とかマシになってきた。
シャチとペンギンと船番をし、他の皆は街で情報と物品集め。ローも欲しい情報があるとかで出て行ったからこそシャチとペンギンが残されたのだけど、いい女の子がいたとかでペンギンがまず船を降りてしまった。そしてシャチの帽子が飛ばされた。能力で取ろうかと言ったけど万が一木っ端微塵にされたら困ると言って1人で取りに行ってしまった。ペンギンはともかくシャチはすぐ戻るだろうと思ったその数分で事件は起きた。
なんか柄の悪い男2人組が来て、さっきからの様子を見てたらしく女1人ならいけるだろうと乗り込んできたのだ。実戦きた!1人でだけど!と思いつつ、余裕綽々で1人を吹っ飛ばしもう1人を宙に浮かせると必死に謝ってきたので笑顔でお帰り願うと快く気絶した奴を抱えて帰ってくれた。


こんなスマートに事を済ませれるならもうこれは合格じゃない!?今後も実戦に入れてもらえるでしょう!何より!船を守れた!多分人生で1番テンションが上がった。上がってしまったのが悪かった。私が守った船だ!と後ろを振り向き帆を見た瞬間帆が弾けた。ふふ、汚い花火みたい…。
現実逃避をしていたら、物凄い音がなったのもあってローが駆け付けてきた。そして船の惨状を見てこれでもかと言うぐらいに大間抜けな顔をした。
あぁもうこれは…船を追い出されても仕方ないレベルでやばい。謝ろう。謝るしかない。謝って許される事じゃない。最悪殺されるだろうけど…皆の大切な船を壊しちゃったんだ。私のせいで、この先の未来が変わるかもしれない。ローが大切な目的を果たせないかもしれない。


ただただ必死でどう謝ったかもよく分からない。ただ、ローの言葉は覚えている。ローは怒らなかった。無事で良かったって言ってくれた。船より私が大事だと言ってくれた。
能力がバレてどれだけ虐められて傷付けられても、何かが壊れて、他の人が私より傷付いてなくても、それでも私の心配なんてされた事は無い。親でさえそんな力があるんだから気を付けろと言うだけ。傷だらけの私より、怖かったと泣いた他の子の心配ばかり。
だから、嬉しかった。本当に嬉しかった。ローが優しい笑顔で、私を見てくれたのが幸せだ。


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