第1章 私の未来は変わっていく
「いや、ローがお父さんとかないない。冗談でもやめてよ」
なんか盛り上がっててノックしても気付かないから中入って聞いてたら好き勝手言ってくれてるなぁ。でも、確かにローって世間一般的なお父さんみたい。女としてみないけど大事にしてくれてて、それでいて厳しく優しく。
「それだとますます恋愛から離れていくな」
「もういっそお試しで付き合うとかしてみた方が早いんじゃないか」
「まずそもそもお前らはみのりを誰かとくっつけようとするんじゃねぇ!」
駄目だ、否定したけどお父さんだこれ。保護者だこれ。
「誰を好きになって誰と付き合うかなんて私の自由でしょ。そもそも、私はここが好きになってきたんだから…やっと幸せって思えてるんだから…恋愛なんてお腹いっぱいでいらない」
そう言うと、でもなぁ〜とかブツブツ言いつつもシャチとペンギンは嬉しそうだった。喜んでくれるからこそ、私は今こうやって幸せだと言える。
「そうか…お前、今幸せなのか」
「そうだよ。…まだちょっと嫌な事思いだすけど…今までの10数年より、ここ数ヶ月の思い出のがいっぱいあるから。だから大丈夫!」
本当に、そう思った。多分今私は心の底から笑えてるだろう。だからこそ、皆の役に立ちたい。早く、胸を張って皆の仲間だと言いたい。だから…。
「過保護なお父さん…次の戦いには私も出してね」
「ふん…まだまだ剣を握る手も甘いやつにどこまで出来るのか楽しみだな」
「まっかせといて!相手をぶっ飛ばすのが早いって分かったから!」
「船動かせるんだしその方がみのりは確実だよな」
「船動かせるなら結構な人数吹き飛ばせるよな」
「待て、船が急に進んだのはお前のせいか」
あぁ、そろそろご飯の時間だから食堂に行かないと。
「遠い目をするな、おい!」
「今日のご飯何かな!」
「カレーが食べてぇな」
「シチューもいいな」
「美味しければなんでもいいよ!」
「話を逸らすな待て!!」