第1章 私の未来は変わっていく
私がハートの海賊団に来てからどれぐらい経ったのだろうか。昼間は誰かしらと稽古をし、夕方からはローとの組手。夜にはまったりと皆と話をしたり、ローと静かに本を読んだり。意外と穏やかな日々が過ぎていっているのに気が付いた。
戦いに関しては、センスは悪くないと言われて接近戦を学んでいる。能力を使いながら相手を押さえつけたりしつつ的確に相手の急所を狙えるように頑張っている。こんな事を頑張らなきゃいけない日々ってのがなんだか悲しいけれども。
毎日毎日、皆と過ごして変わったのはやっぱり私だろう。前みたいに変に感情を殺さなくて良いんだと思うと笑うのは増えたと思うし、前のように独り言を言わなくなった。徐々に変わっていけてる気がする。
ローとは多分良好な関係を築けてる。夜はローの部屋で寝る。ローは昼間に寝てる事が多いから私が寝ている間本を読んでる事が多い。だから、組手を終えてから私が寝るまでの間によく話す。世間話だったりローの趣味の話だったり、ドフラミンゴを討ち取る為の話だったり。
そんな日々を過ごしていて、いくつか目の島についた時。ローが女の人に囲まれてるのを見てなんだか変な気持ちになった。
「うわぁ…なんだろうこれ、親のラブシーンを見た子供のような気持ちに似てる気がする」
凄い気まずい。ただあれを見ると本当に私へのちょっかいとかは異性に対してというかなんか子供に対してって感じだ。まぁそもそも身長差がかなりあるんだし子どもみたいなもんか。しっかしモテる男はいいなぁ。私も人生で1度ぐらいはモテたいかも、いややっぱり面倒臭いな!
そんな事を思っていたら不意に腕を掴まれる。
「連れがいる。離れてくれ」
ローの連れ呼ばわりされたの。女の人達からの視線が痛いよ。こんなちんちくりんが!?みたいなのがすっごい刺さるよ。
「ちょっと、ロー」
人を女避けに使うな!と言おうとして諦めた。多分そっちのが面倒臭い。
「…いいよ、ロー。2人っきりになろう」
そうして私はローを連れて瞬間移動をして逃げた。多分これかベスト!