第1章 私の未来は変わっていく
夜の海は少し寒い。そういえば皆つなぎ着てたなぁ。ローだけ違う服…あのつなぎは誰の趣味なんだろうか。似合ってるけどなぁ…不思議だよなぁ。ローの趣味だとしたらちょっと可愛いかも。
今からどれぐらいしたらシャボンディ諸島へ行って、頂上戦争へ行って…2年後のパンクハザードへと行くんだろう。そして、ドレスローザでローはコラソンの仇をとる。その後はカイドウを討つ為に頑張るんだっけ。あれ、そういえばそこら辺はなんでだっけ。私のろくに知らない未来。いや、そもそも未来なんて本当は知りようがないのか。
そもそも私は1度未来を捨てたんだ。たまたま、ローが捨てる理由がここにはないと言ってくれたから今ここにいるけれど…私の生きる理由は何なんだろう。未来をどうやって見れば良いんだろう。
気分転換をしたくなり、自分の身体を浮かせて海の上へと移動する。海の上は船の上よりもっと寒かった。それが頭を冷やしてくれるような気がした。やった事はないけど、ふと試してみようかと思って海中へとおりていく。
自分の周りに丸をイメージして進んでいけば、理想通り自分の周りに空気の空間が出来た。頭まで海の中までいけば暗い水に月の光が反射している。
「…こんな景色を見て綺麗だと思えるなら、大丈夫だよ」
自分に言い聞かせるように呟いた後、上を向くと同時に自分の意志ではなく身体が海上へと浮き上がる。ビックリしつつ船の方を見ればローがいた。
「…自殺未遂か?」
「考え事ついでに自分の能力を試してただけ。頭使ったら色々出来るかも」
「そうか。寝ないのか」
「あー…いや、それは…」
「…来い」
来いって言われたけどローの能力でそのまま連れていかれる。問答無用とか酷くないかなぁ。でも多分断っても無駄なんだろうな。あぁ、面倒臭い。