第1章 私の未来は変わっていく
「とりあえず、こいつをこの船に置いておく事に決めた。今からこいつの能力をこいつが説明するから覚えておけ」
無事な姿で出てきただけでも驚かれたが、船に置いておくと聞いて皆さんもうパニック寸前。船長としてそれどうなの!?いいの!?後さっきのからかいなんだったの本当に!
まぁもう諦めるしかないだろう。なんかこの船に置いてくれるみたいだし。
「えーと、とりあえず…私の力が重力を操る…かなぁ」
「なんだその説明」
「えぇ…だってちゃんとそんな検証したわけでもないし…
とりあえず自分の身体は浮くし、ある程度の重さの物も浮かせれる。んで、さっきみたいに腕を弾くみたいに動かせれる」
「1番重たいのでどのぐらいだ」
「えーっと、自分の体重より重いものは持った事ないけど感覚的にはもっと重くてもいけるかも」
紙とか目線で動けるのに対して、自分の身体はちょっと意識しないと浮かす事出来ないから…多分もうちょい大きくても大丈夫よね。多分。
「試しにベポを浮かせてみろよ!」
そういったのは多分…シャチかな。あんまりキャラクターを覚えてないから自信ないけど。ベポは分かる。熊だ。
「んー…いけた」
「おおおお!」
「すげえ!」
「こ、この能力が悪魔の実じゃねえのか…!」
この世界の人間からしたらノーリスクでこの力が使えるってのはそんなにいい物なのかな。全然怖がったり不気味がられない。むしろ楽しそう。
「…嬉しそうだな」
「あれ、そう見えた?…私のいた世界ではこの能力があって良かった事はなかったから…こういう反応は初めてで、楽しいとは思うよ」
そう、楽しそうにしてくれて…これが、楽しいって気持ちなんだろうなって思う。あぁ…私、今能力を隠してないのに楽しいんだ。