第2章 キラ(月)VS竜崎(L)
竜崎が、睨みを利(き)かせながら、僕に言う。竜崎。お前はやっぱり、彼女の事が好きなんだな。余りにも僕の思い通り過ぎて、僕は、笑いを堪えるのが大変だった。
月『そうか、やっぱり竜崎も、美雪さんの事が気に入っている。と言う事か。まぁ、そんな気はしてたよ。でも、最終的な決定権は、彼女にあるはずだ。
だから、まだ彼女が竜崎を選んでないなら、竜崎の許可は、やはり必要ない。そうだな?』
と僕も竜崎を睨みながら、言った。
竜崎『そうですね。残念ながら月君が言っている事は正しい…。最(もっと)もです。なので、私は私で、勝手に行動に移させてもらいます…。』
月『どうゆう意味だ?』
竜崎『勿論(もちろん)、月君の思い通りにはさせないと言う事です。美雪は、絶対に月君には渡しません!』
月『だから?』
竜崎『なので、とことん月君の邪魔をさせて頂くと言う事です。』
と意地の悪い笑みを浮(う)かべながら、竜崎が宣言した。
僕も、笑いながら、竜崎に言う。
月『良いだろう。その挑戦、受けようじゃないか。僕は彼女を必ず手に入れる。どんな手段を使ってもね!だから、竜崎。お前はお前で、せいぜい頑張れば、良いんじゃないか?』
そう…。これは勝負だ。僕が彼女を手に入れ、竜崎。お前を殺すのが早いか。それとも、お前が僕をキラだと断定し、僕を捕まえるのが先か…。
竜崎『そう言うだろうと思ってました…。何度も言いますが…。美雪は、絶対に渡しません!』
お互い一歩も退(ひ)かず、笑みを浮(う)かべながら、対峙(たいじ)する。
月『まぁ、せいぜいお互い頑張ろうじゃないか。』
どちらが先か…。それは、これからの采配次第。