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(DEATH NOTE)どちらが先か…。月VSL

第1章 駆け引き


月『それはそうなんだけど。ほら、最近まであんまり美雪さんとは、話したりしなかったし、一緒にキラ捜査をする事になったから、親睦を深めるって言う意味でも、どうかなって。』

月のその言葉に美雪が返す。

美雪『それなら、私だけじゃなくて、皆を誘った方が、効率が上がりそうな気がするかな。そうだ、せっかくなら。皆を誘って皆で行かない?

それなら、月君も竜崎も、皆と親睦を深める事が出来るし、皆も月君と竜崎と色々話したりも出来るから、一石二鳥だよね!』

と美雪が、笑顔でそう言ったのを聞いた僕は、美雪のその言葉に、一瞬顔が少し引き釣ってしまった気がした。その時、見計らった様なタイミングで、竜崎が、美雪の背後から近付いて来た。

竜崎『親睦会…ですか…。今は事件の方も、これといった情報が入ってきてないので、たまには、そうゆうのも良いかも知れませんね。』

美雪『わっ!?竜崎っ!? びっくりした、どうしたの?』

竜崎『いえ、月君と二人で、何やら楽しそうに話していたので、どんな話しをしていたのか、と少々気になったので…。そして、話し掛けようとした時、丁度親睦会と言う言葉が聴こえてきたので。』

美雪『そうだったんだ。じゃあ竜崎はOKって事だね!月君はどう?』

月『そうだね。竜崎がそう言うなら、僕は構わないよ。』

僕は努めて、笑顔で答えた。その時、美雪の背後で、僕の事を見ていた竜崎が、「残念でしたね、思い通りにいかなくて」と声には出さずに、ニヤリと笑いながら、僕に言った。

それを見た僕は、美雪には分からないように、舌打ちをした。

美雪『それじゃあ、私は他の人にも、親睦会の事を伝えてくるね!』

美雪はそう言って、この場から離れる。そして僕と竜崎だけが、この場に残された。そして、美雪の姿が見え無くなったのを確認した竜崎が、ニヤリとしながら僕に、声を掛けてきた。

竜崎『月君、残念でしたね。』

月『何がだ?』
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