• テキストサイズ

偽りを越えて【黒バス】

第3章 バスケ…なんか…!!


美風side

黒子君が貸してくれた本、結構面白かったな。

バスケ一筋だった私が1日で読み切ってしまったんだから。

今、私は借りた本を返そうと黒子君を探してる。

でもなかなか見つからないから、テキトーにその辺にいた男子に聞いてみた。

「あの、ちょっといいですか?」

男「(カワイイ…)あ、ああ」

「どこかで黒子君見ませんでした?」

男「黒子?ああ、図書室ですれ違ったよ」

図書室…。

「ありがとう」

私は図書室へ走った。



黒子君は…いた。

只今読書中。

「黒子君」

黒「あ、相田さん。どうかしましたか?」

「これ、返そうと思って」

黒「あ…。どうでした?」

「結構面白かったよ」

黒「そうですか、良かった」

私は、せっかく図書室に来たので、本を借りることにした。

「…………」

黒「相田さん、なにか借りるんですか?」

「うん。せっかく来たし」

黒「なら、これ…」

黒子君は、棚の真ん中あたりから本を出して来ると、私に渡してきた。

「あ…。ごめんね、なんか」

黒「いいんです、僕が自分から薦めてるから…」

「じゃ、借りてくる」

私がカウンターに行って戻ってくると、黒子君席をひとつずらしていた。

黒「良ければ、どうぞ」

「…ごめんね、なにからなにまで」

私はお言葉に甘えて座った。

借りたばかりの本を読み始めた私は、すぐに没頭していた。
/ 30ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp