第2章 闇
ー次の日ー
美風side
「…………」
リ「昨日結構入ったのよ、新入り!!でね、…、……!……。」
朝からずっとこんな感じ。
はっきり言わせてもらうとイヤ。
嬉しいのはわかるけど、イヤなんだ。
お姉ちゃんの話を聞き流し、学校につく。
教室には、黒子君だけいた。
昨日と同じ体制で読書している。
「…おはよう」
黒「あ、相田さん。おはようございます」
「昨日もそれ読んでたね。本好きなんだ」
黒「ええ。結構好きです。相田さんは?」
…昔からバスケ一直線だったから…。
「あんまり読んだことない。読んでみようかな、たまには」
黒「あ、なら………」
?
黒「これ、面白かったから…よければどうぞ」
渡されたのは、文庫本。
「ありがと。読んでみる。いつ返せばいい?」
黒「読み終わったらでいいですよ」
私はありがたく読ませてもらうことにした。